THE 底の浅い映画レビュー ワイルド・スピード

極限までチューンアップされたスポーツカーによるハイスピードバトルを描いた作品。LAで毎晩行われるストリートレースでは、ニトロ搭載のスポーツカーを乗り回す天才ドライバーのドミニクと彼のライバルのジョニー・トラン(リック・ユーン)が最強のレーサーとして仲間から一目置かれている。そこに新顔のブライアンが登場し、実は警察官である彼は二人に負けないドライビングテクニックを披露して、皆の注目を浴びる。シリーズ第1弾の『ワイルド・スピード』は、強烈なアクセル全開アクションと見事なスタントドライビングがあふれる作品だ。

アマゾンプライムビデオより

実を言うと車には大して興味ないんです。
以前母から

「兄弟揃って野球にも車にも興味ないわね」

と言われるくらい。
車は持ってるけど家と会社の往復にしか使わないくらい興味がないです。
「走ればいいんですよ」程度。

峠を攻めてる走り屋とか、全員危険運転で捕まったら面白いのになーとか思ってるぐらいです。
いつまでもヤンキーを卒業できず、車で調子に乗ってる人(上手く説明できなくてもどかしい)とか絶滅すればいいのにと思ってます。
無論、あおり運転する人なんか前世・過去・現在・未来・来世から存在を抹消されたらいいのにと思っています。

でもスポーツカーがビュンビュン走ったりドラテクを魅せるシーンを見ていたら「すげーなー、いいなー、かっこいなー」と思って見ていました。

人から見たらくっだらないと思えることでも、一つのものを突き詰めて技術やら知識があるってのはやっぱり尊敬に値します。なので走り屋に対する見る目がちょっとだけ変わった気がする。
自分自身は、車は走ればだいたいOKと思っているくらいなので、機械的な知識が全く無い自分には彼らが羨ましく思います。
日常的に運転するようになって5年以上経ちますが、相変わらず駐車する時に微妙に曲がっているくらい運転が下手な自分としては、やっぱり羨ましくすら思います。

でも危険運転する奴は全員捕まっちまえーとも、相変わらず思っていますけど。

作品の流れとしては、最近トラック強盗が多発しているのでポール・ウォーカー演じる潜入捜査官が、

「やっぱこいつがトラック襲ってるんじゃね?」

とヴィン・ディーゼル演じるドミニク達を捜査していきます。
しかしドミニク達と徐々に友情を深めていき、葛藤するわけです。

こういう展開って「犯人に疑われた主人公が刑事と一緒に真犯人を追う」みたいな展開になると思ったんですよね。でも、

「やっぱりお前がやっとったんかーい!」

と心の中でツッコミを入れたくなりました。
ある意味新鮮。
意表をついたストレートは変化球でもあるわけですな。

ところでこれを見た後にポール・ウォーカーが亡くなったことを知ったけど、死因がスピードの出し過ぎの事故死ってなかなか笑えない。

公開 2001
監督 ロブ・コーエン
主演 ポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル、ミッシェル・ロドリゲス
評価 ★★★☆☆
理由 ちょっと走り屋に対する見方が変わったので。
危険運転するような人は軽蔑しますが、
運転が上手い人はやっぱりかっこいと思います。
アマゾンプライムビデオでワイルドスピードを見る→

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