不良生徒、モンスターペアレント、学校裏サイト、集団カンニング、淫行教師など、数々の問題を抱える東京都町田市の私立晨光学院町田高校(実写版では晨光学院高校)に勤める英語教師 蓮実聖司は、有能で人気者だが、裏では自分に都合の悪い人間を次々と殺害していく生粋のサイコキラーであり、一部の生徒や教師から疑われ始めていた。(後略)
伊藤英明が自分のクラスの生徒をとにかくぶっ殺しまくるというサイコスリラーな作品。
こういう薄気味悪さとバイオレンスが漂う作品は好きなので期待して観て見ましたが…。
確かに殺しまくるその内容はドキドキしてくるんですけどね。
でも正直に言ってしまうと、
「なんで殺してんの?」
ってとこに尽きます。
自分の都合悪い人間を殺していくってのがウィキペディアにも書いてありましたけど、何が都合悪かったのかがよくわかりませんでした。
もしかしたら描かれていたのかも知れないけどそれがどこなのかよく分からずじまい。
屋上で女子生徒の熱烈なチューをしていたところを見られたから?
それとも疑いを持たれていたことを知り始めたから?
殺す理由付けが分からないからエンドロールが流れた時に
「あれ、終わっちゃった」
と思いました。
本当は描かれていたのかもしれないけど自分には分からなかったので、原作を読まないと理解できない作りだったなー。
でも漫画版があるらしいのでそっちを読んだ方が早いかも。
それにしても映画の雰囲気に全くそぐわないエンディングの曲は何とかならなかったのかな。
芸能界の色んなしがらみがあるのかも知れないけど、最後の最後で「は?」って雰囲気を出すのはどうなんでしょう?
ところで「悪の教典」というとEmerson,Lake&Parmerの「悪の教典」(原題は「Kern Evil 9)って曲の方が思い浮かびます。
こっち使った方がまだ良かったんじゃないの?
でも、この悪の教典って曲は、
- 第1印象パート1
- 第1印象パート2
- 第2印象
- 第3印象
まであるからのでどれを使うかも迷うけど。
(個人的にはジャズっぽい雰囲気の第2印象が好き)
(それでも映画には合わないと思いますが)
悪の教典
公開 | 2012年 |
監督 | 三池崇史 |
主演 | 伊藤英明 |
評価 | ★★☆☆☆ |
理由 | 殺しまくる意味がよく分からなかったから あとエンディングの曲が映画に合わなかったから |